このブログを読んでいる人たちは大体知っていると思うのですが、今現在僕はAdobeという会社の、中でも小さいエディンバラにある開発拠点でインターンをしています。6月の頭に始まったこのインターン、始まって5週間が経ちました。ということで、1ヶ月間どんなことをしてきたのか、どんなところで働いているのかを書いてみます。
Adobeについて
このブログを読んでくれている人たちのほとんどはAdobeが大体何をしているのか、多分知っていると思います。ただ働いてる自分ですら入ってから知った部分もあるので軽く触れておこうと思います。
Adobeはアメリカ、カリフォルニアに本社を置くいわゆるIT企業の一つでソフトウェアを開発販売している企業です。主にクリエイティブなことをするためのソフトウェア、写真編集、ベクターグラフィック、DTP、映像編集、などの多岐に渡る分野をカバーしています。PhotoshopやFlash、PDFの会社というと多分だいたいの人がなんとなくわかると思います。最近はファイル共有、同期サービスも始まり、主力製品のデスクトップアプリケーションも購読型にシフトしています。(ついこの間Adobe Creative Cloud 2015が公開されましたね)マーケティングクラウドと言って、自社のマーケティングを促進するツールなども提供していたり、Adobe Connectといってオンラインカンファレンスソリューションとかも作っていたりします。
主力はクリエイティブソフトウェアですが、エンタープライズ向けのツールもいろいろ作っていたりする企業です。
インターンシップそのものについて
で、僕はそんなAdobeで何をしているのかというと、ソフトウェア開発のインターンです。ソフトウェアの開発現場を体験させてもらってます。エディンバラオフィスは小さいオフィスなのでいろんなプロジェクトに関わっているようです。同じプロジェクトを何年も続けるケースは少なく、すごく流動的なところだそうです。
僕自身はインターンとしてリサーチプロジェクトをメンターについてもらいながら進め、最後にプレゼンをすることになっています。おおまかにいうとネットワークを使ったアプリケーションのトラフィックの解析、多数のテストマシンからのデータの収集をするためのフレームワークを構築しようとしています。
基本的には一人で作業して進めるのですが、オフィスの所長と一つ上のマネージャーとそれぞれの意見を取り入れたりと必ずしも一人で黙々と進めて完成というわけにはいかない内容です。
おまけに関連する分野で別な作業をちょっと任されて、インドにある開発拠点にいる人たちと連絡を取ったり、一方Lightroomで見つけたバグを報告してLightroomの品質管理のチームとやりとりしたりと会社のいろんな面を観れる内容に転がって行ってます。この間はその別な作業の件でプレッシャーをかけられたり、いい意味でのプレッシャーなのでモチベーションには繋がってます。
プログラムを書くのはそうなのですが、読む訓練とライブラリをうまく都合よく使う訓練を大学ではあまりしないのでそういう意味では新しいことを日々学んでトレーニングしてます。
インターンの期間は3ヶ月、夏休みちょうどぴったりぐらいです。
朝は8:30ぐらいに出勤してコーヒーを入れて、担いで来たマシン(たまに2台)を机に並べてログインして作業開始。13:00ぴったりぐらいにお昼をたべて14:00前ぐらいに再開、17:00か18:00ぐらいになったら帰る。めちゃくちゃホワイトな生活です。(今週末はマシン持って帰ってきてるし部屋で仕事です)
割と仕事のスタンスも自由で、基本的にミーティングがなければ自宅勤務も可能。VPNで会社のイントラネットにつないでしまえばjabber経由で会社の電話も使えます。(自分は集中できないのでオフィスに毎朝向かってます)
オフィスの同僚たち
圧倒的にスコットランド出身の人が多いです。
北京に前は開発拠点があって、そこが閉まってしまったので、そこから何人か来てます。
実は開発拠点の他にサポートセンターもあってそっち側にはヨーロッパ大陸出身の人が多いです。
開発チームの数名で毎週バトミントンをやりに近くの体育館に行ってたりします。休憩室の卓球台や小さなプールテーブルで遊んだりもしてたり。遊んでばかりではないですよ??
もう一人だけインターンで来ている同僚がいて、彼はエディンバラ大学の情報科の学生でスコットランド人。日本に彼女が交換留学で行っていたらしく、9月に帰ってくるらしい。実は大家さんの娘も日本に交換留学で一年行っていたとか。世界は狭い。
そんなこんなで5週間も経ってしまいました。残り2ヶ月、街での生活を楽しみ、仕事も頑張りたいと思います。