夏が終わりますね – 博論進捗

もう夏も終わりですね。9月になってしまいました。

博士課程もいよいよ終わりが近づいており、今年の夏はひたすら博士論文の執筆、データの処理に追われた夏でした。

計算機科学特有のものかはわかりませんが、博士課程の進捗報告はなかなか難しいものがあります。「今何をしている」というのは簡単なのですが、じゃあそれが本当に正しい方向性で、確実にうまくいくのか、またはそれ以外になにをしないといけないのかがものすごく不透明な中ひたすら進まねばなりません。なので「どのくらい終わったのか」というのを予測するのは本当に難しいです。コードのデバッグをしている時なんて最悪です、下手したら1週間かけてやったその工程を1からやり直すことになったりします。そういった側面もあり、なかなか博士課程のことをブログにかけなかった気がします。

2021年は1月から3月くらいまでは必死に開発と博論執筆と実験をジャグリングして、5月くらいにようやく最後の実験がまとまり、博論執筆に専念できるところまでこぎつけました。

「これであとは書くだけだね」という言葉を聞けたときの安堵感はなかなかでした。(次週に「やっぱりこれをこうして…」と修正が入り「これであとは書くだけだね」(二度目)となった流れはご愛嬌ということで)

夏は若干オフィスに向かう頻度を増やし、今ではほぼ毎日お弁当を持って通っています。
リモートでの作業も良いのですが、寝室で作業をすることで気持ちの切り替えに問題がでたり、自宅の家事のことが気になってしまうことなどが問題になります。

今も自宅で作業することはありますが、オフィスとの行き来の間にできる時間で考えがまとまったりすることもあり、今後もオフィスでの作業を続けることとなりそうです。

最終的にもともと今年の2月末だった提出期限は、5月、8月、と伸び、最終的には10月末になりました。博士課程を始めてから4年半が経ちましたが、あっという間にこんなところまできてしまった、という気持ちです。

残り2ヶ月、気を引き締めて頑張っていきます。

博論の進捗をこっそり公開しています。興味のある人は是非: https://ry6.host.cs.st-andrews.ac.uk/thesis_stats/