ご存知の方も多いとは思いますが、今僕が住んでいる町はスコットランドの片田舎にあります。
セントアンドリュースへ2012年に引っ越して、2013年に寮を出て以来自炊生活をして居ます。
イギリス、スコットランドの片田舎に住むうちにどんな食生活になったのかちょっと振り返って見ます。
だいたい食生活は2-3パターンにまとめられます。
- 毎食しっかり作りたい気分のパターン
- 一食か二食は作りたい気分のパターン
- 全く何も作る気がしないパターン
2が一番多くて1と3にたまに寄ったりします。
朝ごはん
この中でも朝ごはんからきっちり夕飯まで作るしっかりパターンと2寄りの簡単な朝ごはんのパターンがあります。
だいたい平日は2寄りの簡単なやつで。ほとんどがシリアルとヨーグルトだけです。
食べる前に平日だったらお昼のサンドイッチを作ったりします。だいたいインスタントスープを添えて大学に持っていきます。両親が送ってくれたコーンポタージュ、重宝してます。他にはHeinzのトマトクリームスープやBachelorsのアスパラガススープが結構お気に入りです。
一応何か作るような日だと卵焼きとか作ったりして居ます。
昼食と夕食
お昼と夜はだいたい週末はどちらも似たようなものになります。パスタかソーセージと何かの二種類が博士課程始まってから一番多いです。うどんやそばは朝ごはんにもたべれるので便利ですが、麺に限りがあります。
パスタ以外だとだいたい何かしらの肉か魚を焼いて、サイドになる野菜を茹でたり炒めたり炭水化物を用意します。
この三つはだいたい似たような構成です。
パスタみたいな一皿の料理だと焼きそばやチャーハンがあります。
最近のお気に入りはエビのチリトマトクリームパスタです。
生活パターンと食材
「食べたい」となったらとことん食材を買い込んで作って食べてしまうのでバランスはそこそことってるつもりですが、何が大変というと食材の管理です。
博士課程のために戻ってきてまだ数ヶ月なのにジャガイモはこれまでに何度も出た芽が緑になるまで放置してしまったし、ベーコンやスモークサーモンは賞味期限を逃してしまい捨てることに。
最近ようやく冷凍庫にタイミングよく物を入れるようになりましたが、食材管理は大変です。
研究をしつつ、研究以外の息抜きも適度にして、家のこともするとなるとなかなかやることがたくさんあるなぁと改めて実感しました。学部時代のあのバタバタはやっぱり抱え込みすぎたのかぁと改めて納得しました。
いざ色々作って気づいたのは和食、アジア料理が圧倒的に少ないことです。
これは学部時代にも気づいたことなのですが、やっぱりヨーロッパの料理を作ることが多いです。日本にいると調味料はともかく、食材も日本向けのものが多いです。特に薄切り肉や生魚。あとは野菜の種類だったり。
一方ヨーロッパのスーパーにはまず薄切り肉はないです。スライサーを買わなければ肉屋に行って買うしかないです。でも肉屋は5時には閉まるので4時に行くとスライサー片したとか言われます。野菜も限られて居て、ラディッシュはあるけど大根がなかったり、ネギはものすごく細いかものすごく太いか(Spring onion か Leek かという具合に)ですし、いわゆる日本の家庭料理によく出てくる苦いピーマンはなく、緑のパプリカはパプリカらしい甘い味の品種です。お米は5キロで12ポンド。
こうなると作るのはせいぜい野菜炒めとインスタント味噌汁とご飯を鍋で炊くので精一杯です。
気分が乗れば、もしかしたら浅漬けっぽいものはできるかもしれませんが、やっぱり生活スタイル的にもおかずの管理の方が食材管理よりも大変になるし、ついついヨーロッパ諸国の料理っぽいものばかり作るようになりました。冷凍ご飯があるときは確かにお茶漬けとか朝たべられますけどね。
食生活のスタイルだけで見ると「結構自分は西洋人化しているかもしれないなぁ」と振り返って思いました。日本に帰ると日本の食生活が恋しかったことに気づくんですけどね。